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2023/08/22

岡本雅恵のVitantonioレシピNo.099≪ココアワッフルのチョコバナナアイスサンド≫

フードユニットTORiを経て、長野県御代田町の古民家「atelier Rom」を拠点に活躍されている料理家・岡本雅恵さんの連載レシピコラムをお届けします。

岡本雅恵　料理家／atelier Rom主宰

フードユニットTORiを経て、 2020年に長野へ移住し、畑に隣接する古民家をアトリエとし、レシピ開発、テイクアウトやワークショップなど、食にまつわる活動をしている。できるだけ地元の生産者さんの食材や、季節の恵みを大切に、自身でも無農薬の野菜作りにチャレンジするなど、改めて食材に向き合い勉強する日々を送っている。 https://rommasaeokamoto.stores.jp//

みなさんこんにちは！岡本です。
8月もそろそろ終わりに近づいてきましたが、どんな夏をお過ごしでしょうか？

私は、今年の夏はとてもとてもスペシャルな体験をしてきました。長年の友人であり、同じ敷地に住む、熊野亘くん家族が仕事でフランスへ行くということで、子供達はお留守番してもらい単身でついていくことに！こんなことは産後初めての経験です。

Boisbuchet（ボワビュシェ）という、お城がある広大な敷地での、木工ワークショップの講師として亘くんが呼んでもらっているとのことで、私はその場所のキッチンスタッフとして働いてきました。

去年も行っている熊野家から話は聞いていましたが、全てが想像を絶するような美しく素晴らしい環境に、何度も夢なんじゃないかと思う日々でした。全世界から参加者さんが集まり、1週間の合宿形式で、寝食共にしながらワークショップに参加します。経歴も年齢も本当に様々で、学生、経営者、アーティスト、、、etc　デザインやアートに興味がある人はもちろんのこと、色々な方がいました。それがまたとてもよくて、お互いのバックグラウンドを理解し、リスペクトしあって素晴らしい繋がりが生まれ、なんとも言えない満ち足りた空気に包まれていました。

私は毎日、90人分近くのランチとディナーを3人のキッチンスタッフ達と作り、久しぶりに朝から晩まで働き、仕事に集中できる嬉しさと疲れで、毎晩ベッドで気を失うように寝る日々でした。

契約農家さんから届く、新鮮でツヤツヤの野菜をたっぷりと使い、ベジタリアンやヴィーガンにも対応できるよう、スパイスやハーブを使って様々な工夫がなされ、毎回勉強になることばかりでした。

いつか外国で料理の仕事をしてみたい、という私の長年の夢が叶い、この経験はずっとこれからも私を支えてくれるんだろうなと、満ち足りた気持ちで帰国しました。今後、いろいろな形で経験してきたことをアウトプットできるといいなと思っています。

さて、今回ご紹介するのは、暑い時期のおやつにぴったりの、アイスワッフルサンドのレシピになります！ココアワッフルで、バニラアイスクリーム、バナナ、板チョコの定番のおいしい組み合わせを挟んで冷やし固めています。夏はアイスクリームが溶けやすいので、冷凍庫に入れながら作業を進めてくださいね。まだまだ暑さは厳しいですが、元気に乗り切りましょう！

ココアワッフルのチョコバナナアイスサンド

材料（ワッフル4枚分）

●A
・薄力粉…100g
・ココアパウダー…10g
・ベーキングパウダー…小さじ1

● B
・卵…1個
・牛乳…100ml
・きび砂糖…30g
・米油…30g

バニラアイスクリーム…1カップ（200g）
バナナ…1本
板チョコ…30g

つくり方

1）ボウルに●Bを入れてよく混ぜ合わせ、●Aをふるい入れ、なめらかになるまで混ぜる。
2）別のボウルに皮をむいたバナナを入れてフォークでつぶし、少し柔らかくしたバニラアイスクリーム、刻んだ板チョコを入れて混ぜ合わせる。（とけるのを防ぐため、冷凍庫へ入れておく）
3）ワッフルベーカーに、ワッフルプレートをセットして蓋を閉めて予熱し、予熱したプレートに油（分量外）を塗り、1の生地を流し入れ、蓋を閉めて4~5分間加熱し焼けたら、クーラーの上で粗熱をとる。
4）完全に熱が取れたワッフルの溝の部分に、2枚分アイスをつめていき、重ね合わせてラップできっちり包んで冷凍庫で冷やし固める。食べやすいようにカットする。