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2024/04/22

岡本雅恵のVitantonioレシピNo.107≪ミニアメリカンドッグ≫

フードユニットTORiを経て、長野県御代田町の古民家「atelier Rom」を拠点に活躍されている料理家・岡本雅恵さんの連載レシピコラムをお届けします。

岡本雅恵　料理家／atelier Rom主宰

フードユニットTORiを経て、 2020年に長野へ移住し、畑に隣接する古民家をアトリエとし、レシピ開発、テイクアウトやワークショップなど、食にまつわる活動をしている。できるだけ地元の生産者さんの食材や、季節の恵みを大切に、自身でも無農薬の野菜作りにチャレンジするなど、改めて食材に向き合い勉強する日々を送っている。 https://rommasaeokamoto.stores.jp//

みなさんこんにちは！岡本です。
こちら長野もやっと春が来た〜！と言えるほど、草花が芽吹き始め、気持ちの良い日々が続いています。とにかく長かった冬ですが、こうして春めいた季節がやってきて嬉しさを噛み締めています。

とはいえ、まだまだこちらの地域では、やっと種まきができるようになってきたくらいなので、露地物のお野菜はもう少し先のお楽しみになります。その代わりに、野草シーズン到来で、この時期ならではの恵みをいただく日々です。

クレソン、芹（せり）、蕗の薹、花わさび、、etc 昨年のアトリエでのワークショップを経て、すっかり野草が身近になり、普段の生活にも取り入れやすくなってきました。それぞれの特徴もわかってきているし、繊細な味わいもあれば、癖や苦味が強いものもあり、どうやって調理したらいいか、何を合わせると美味しいのか、実験のように楽しんでいます。

それでもまだまだ奥深い世界なので、知らないことはたくさん。今年も年間を通して、講師の方と野草ワークショップを企画しましたが、全6回があっという間に埋まってしまい、興味を持っている方が多いのをひしひしと感じています。

移住したての頃、今までやってきた料理で仕事をしていても、なんだかしっくりこなくて、季節や土地柄を体感しながら、試行錯誤してやっと少しずつ、この場所ならではの一皿を作れるようになってきた気がします。

野草のことを知れば知るほど、見渡してみれば、自分の足元にこんなにも宝物があるなんて！と、視点が変化していくのも面白いところです。今年もいろいろと挑戦しながら、土地に根ざした味わいを作れるよう、楽しんで料理ができたらいいなと思っています！

さて今回は、ワッフルベーカーのカップケーキプレートで作った、ミニサイズが可愛い、アメリカンドッグのレシピをご紹介いたします！ホットケーキミックスで作る簡単バージョンなので、あっという間に仕上がるのも嬉しいところ。一気にたくさん作れるので、ピックをさして、パーティメニューにもおすすめです。ウィンナーの代わりにチーズを入れても美味しいですよ。こどもの日も近いので、お子様と一緒にぜひ作ってみてください！