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2024/05/20

岡本雅恵のVitantonioレシピNo.108≪ハーブチーズピッツェル≫

フードユニットTORiを経て、長野県御代田町の古民家「atelier Rom」を拠点に活躍されている料理家・岡本雅恵さんの連載レシピコラムをお届けします。

岡本雅恵　料理家／atelier Rom主宰

フードユニットTORiを経て、 2020年に長野へ移住し、畑に隣接する古民家をアトリエとし、レシピ開発、テイクアウトやワークショップなど、食にまつわる活動をしている。できるだけ地元の生産者さんの食材や、季節の恵みを大切に、自身でも無農薬の野菜作りにチャレンジするなど、改めて食材に向き合い勉強する日々を送っている。 https://rommasaeokamoto.stores.jp//

みなさんこんにちは！岡本です。
春がやっと来たと思っていたら、新緑が目に眩しいほどに広がり、もう初夏と呼んでいい時期になってきました。それでもついこの間までは、気温差が1日の中で20度もあり、天気が悪い時には、薪ストーブをつけてしまうほど寒暖差が激しく、この地域ならではだな〜といまだに驚いてしまいます。

忙しいのと寒さもあってなかなかできていなかった庭仕事ですが、お花や野菜の鉢植えをちょこちょこ買ってストックしておいたものを先日植えたのでした。気持ちの余裕がないと、落ち着いてできないことですが、外に出て土に触れたり、小さな変化や成長に喜びを感じたりするのは、日々大切なことですね。

農家さんの元へもできるだけ足を運びたいと思っていますが、朝や夕方に、何かをするわけでもなく、ぼーっと外を眺めたり、庭を歩いたり...そんな時間を意識的に持つようにしたいなと思っている今日この頃です。

先日、友人のお誕生日祝いにケーキを焼いたのですが、いつものように子供達にデコレーションをお願いし、お庭に生えているお花を飾ったらどう？と提案すると、すぐに駆け出して摘んできてくれました。

恵まれたことに、緑に囲まれた生活をしており、普段は草木のボリュームがすごくて、野生の小さなお花の存在感には、なかなか気がつかないほどですが、完成したケーキのデコレーションは、それはそれは可愛らしく華やかで！こんなにもカラフルなお花が潜んでいるなんて！と嬉しくなってしまいました。

子供達は普段から外にいる時間も長いし、きっと探すのもお手の物だったのでしょう。野草WSも今期スタートしたので、私も子供たちを見習って、植物たちとの距離を縮めたいと思います。

さて今回ご紹介するのは、ワッフルベーカーのピッツェルプレートを使った、ハーブチーズピッツェルのレシピになります。甘みをぐっと抑えて、パルメザンチーズの塩気とハーブが香る大人味。お酒のおつまみとして、父の日も近いので、一緒に作って楽しむのもいいかなと思います！難しい工程がないので、きっと失敗なくできるかと思います。ローズマリーやタイムで作ってみましたが、お好みのハーブでぜひいろいろ試してみてくださいね！