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2024/02/21

岡本雅恵のVitantonioレシピNo.105≪中華麹≫

フードユニットTORiを経て、長野県御代田町の古民家「atelier Rom」を拠点に活躍されている料理家・岡本雅恵さんの連載レシピコラムをお届けします。

岡本雅恵　料理家／atelier Rom主宰

フードユニットTORiを経て、 2020年に長野へ移住し、畑に隣接する古民家をアトリエとし、レシピ開発、テイクアウトやワークショップなど、食にまつわる活動をしている。できるだけ地元の生産者さんの食材や、季節の恵みを大切に、自身でも無農薬の野菜作りにチャレンジするなど、改めて食材に向き合い勉強する日々を送っている。 https://rommasaeokamoto.stores.jp//

みなさんこんにちは！岡本です。
今年は雪が降るのかな〜なんて思っていた矢先、あれよあれよとしんしんと一晩降り続き、あっという間に積雪30~40cmの雪景色に一晩で変わってしまいました。

こちらは寒さが厳しい地域ですが、思っているよりも雪が降らない上に、降ってもすぐ溶けてしまったりするので、この珍しい非日常の景色にすっかりワクワクしてしまいました。

雪化粧という言葉がしっくりくるくらい、まるで絵本の中の世界や外国のような景色に様変わりし、いつまでも眺めていたいくらいうっとりしてしまいます。

でも、そんな風に思っていられるのも束の間で、生活するためには雪掻きをしなければいけないし、慣れない雪道を車で運転しなくてはいけません。これを日常的にこなされている方のことを考えると本当に頭が上がりませんが、、どこから手をつけたらいいのかわからないほどの雪の量に思わず笑ってしまいながら、意を決してあたたかな洋服を着込んで、黙々と雪掻き作業を。

ただただ目の前のことに集中する時間。気がつくとなんとなく道ができていて、寒いと思っていたのに暑く感じるほどに。なんとも言えない達成感！翌日にはしっかり筋肉痛になっていましたが、笑　普段、運動不足にならないよう、ピラティスやヨガなど、定期的に身体を動かすようにはしていましたが、こんな風に、寒い時期になってから外で身体を動かすこともほとんどなかったので、こんなのも大切なんだな〜と新たな気づきにも。清々しい気持ちで、とても良い時間でした！

さて今回は、以前ご紹介した玉ねぎ麹に続き、ヨーグルトメーカーで作る、中華麹のレシピをご紹介したいと思います。玉ねぎ麹も万能な調味料ですが、中華麹も常備しておくと、様々な料理に合わせやすく、とても使い勝手がよくてオススメです。定番の塩麹や醤油麹から一歩進んだ野菜を使った麹は、慣れてくると色々な食材で試してみたくなるはずです。今回のものは、ネギ、にんにく、生姜が入っているので、複雑な旨味が加わります。チャーハンやスープの味付けにはもちろんのこと、鍋や炒め物に使うのもおすすめですよ。味付けの要として、中華麹＋塩、中華麹＋味噌、中華麹＋醤油、、など、普段手元にある調味料と合わせやすいのも魅力的です。ぜひいろいろな組み合わせを試してみてくださいね！