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2024/09/17

岡本雅恵のVitantonioレシピNo.112≪米粉のアメリカンワッフル≫

フードユニットTORiを経て、長野県御代田町の古民家「atelier Rom」を拠点に活躍されている料理家・岡本雅恵さんの連載レシピコラムをお届けします。

岡本雅恵　料理家／atelier Rom主宰

フードユニットTORiを経て、 2020年に長野へ移住し、畑に隣接する古民家をアトリエとし、レシピ開発、テイクアウトやワークショップなど、食にまつわる活動をしている。できるだけ地元の生産者さんの食材や、季節の恵みを大切に、自身でも無農薬の野菜作りにチャレンジするなど、改めて食材に向き合い勉強する日々を送っている。 https://rommasaeokamoto.stores.jp//

ワッフル＆ホットサンドベーカー

HOT SANDWICH BAKER "gooood II"　/VHS-15
900Wのハイパワーで、サクッふわっの焼き上がり。本格的な深型ワッフルプレートと、耳付きホットサンドが焼けるマルチサンドプレートの2種類を付属。取り替えて使えるオプションプレートは、レシピが広がる全14種。

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みなさんこんにちは！岡本です。
９月に入り、こちら長野は明らかに秋の気配に包まれています。もちろん暑い日もあるし、なんだか夏のよう、、！と思うことがあっても、朝晩の涼しさや、植物や生き物たちの変化を感じて、季節がうつったことを体感しています。

この場所に暮らしていると、1年を通して、心地よい気候のとき、美しい景色のとき、様々によいタイミングはありますが、実はこれからの1ヶ月くらいがベストシーズンだと思っていて、長い長い冬の前のご褒美のような気持ちのよい季節だと思っています。

食材も豊富で、特に果物の美味しさは格別！プルーンは特に長野ならではの果実ではないかと思います。小ぶりな大きさで、皮ごと食べることができて、その中身の甘さと皮が持つ酸味が絶妙なハーモニー。ぶどうやりんごもこれからたくさん出回るし、デザートだけではなく、食事系のメニューに加えたり、幅広い使い方を考えるとワクワクしてきます。

その美味しさをそのときだけではなく、ジャムに加工することで、長い時間、色々な方に知っていただけたらと思い、季節ごとの果実を使ったジャムもアトリエで作っています。

夏にはブルーベリーやルバーブを。秋にはプラムやプルーン、りんごを使ったりと、、、できるだけその果実の美味しさをダイレクトに感じてもらえたらと思っているのと、ハーブやスパイスをアクセントに加えることで、さらに輪郭がはっきりするようにとも思っていて、とてもシンプルに作ることもあれば、それだけでデザートのような一品になるように重層的に仕上げることもあります。飽きがこないよう、甘さやスパイスなどのアクセントは控えめに。ヨーグルトやパンと一緒に楽しんでいただくことはもちろんのこと、果物の種類によっては、ビネガーやバルサミコ酢と合わせて、オイルで伸ばし、お肉のソースとして使ったり、野菜と一緒にマリネに使うのもご提案しています。少しずつ仕込める量も増やしていければと思っているので、見かけた際はぜひお手にとってもらえたらと思います！

さて、今回は、ワッフルベーカーのワッフルプレートを使った、米粉ワッフルのベーシックなレシピのご紹介となります。ここ数年の間で、グルテンフリーやアレルギー対応など、小麦粉だけでなく、様々な粉類が認知され、出回るようになって、選択肢が増えたのはとてもありがたいことですね。グルテンが含まれていないので、ふるいにかけなくて良く、混ぜすぎを気にしなくても大丈夫です。今回は、プルーンとブルーベリーを少しのお砂糖とシナモンパウダーでマリネして、メープルシロップと一緒に添えました。工程も混ぜていくだけで焼き時間も５分ほど、あっという間に作れるので、朝食などで作るのもいいですね。ぜひお試しください！