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2022/11/21

岡本雅恵のVitantonioレシピNo.091≪アップルパイ≫

フードユニットTORiを経て、長野県御代田町の古民家「atelier Rom」を拠点に活躍されている料理家・岡本雅恵さんの連載レシピコラムをお届けします。

岡本雅恵　料理家／atelier Rom主宰

フードユニットTORiを経て、 2020年に長野へ移住し、畑に隣接する古民家をアトリエとし、レシピ開発、テイクアウトやワークショップなど、食にまつわる活動をしている。できるだけ地元の生産者さんの食材や、季節の恵みを大切に、自身でも無農薬の野菜作りにチャレンジするなど、改めて食材に向き合い勉強する日々を送っている。 https://rommasaeokamoto.stores.jp//

みなさんこんにちは！岡本です。
すっかりこちらは紅葉のピークが過ぎ、落ち着いた落ち葉の色味とひんやりとした空気に、冬の気配を感じる日々です。

ここ最近は、薪ストーブをつけるところから1日がスタートします。家中の暖をとるための、大切な我が家の生命線。私も少し着火するのに慣れてきたような気がします。日課となった薪割りをする夫の横で、息子もしっかりお手伝い。頼もしいなあと感心してしまいます。

移住してから2年が過ぎ、毎年の恒例のようなものも少しずつ出来てきました。その中の一つがりんご狩り。車で15分ほど行けば、農園が点在し、お世話になっているりんご農家さんもいて、もともと大好きなりんごですが、一気にりんごの存在が特別なものになりました。

花が咲き、実がなり、徐々に大きくなり、赤く色づき、、、日々の移ろいとともに、日常的にりんごの様子を垣間見ることができるのは、とても楽しくて、良い景色だな〜と嬉しく思います。

先日りんご狩りにお邪魔した際には、なんと７種類ものりんごを持ち帰れることに。シナノゴールド、王林、あいかのかおり、ふじ、シナノスイート、ジョナゴールド、清明。たまたま時期が重なったらしく、こんなにもたくさんの種類を一気に食べ比べすることが出来て、本当に贅沢でした！

酸味が強いもの、甘みたっぷりでジュースのようなもの、味の青さがサラダとかの食事系に合いそうなもの、、、etc、どれも全く味が異なり、そのどれもがとびきり美味しくて、子供達と味比べをして大盛り上がりでした。

そんなりんごブームな近頃ですが、今回は、ワッフルベーカーを使ったアップルパイのレシピのご提案をさせていただきます。とてもシンプルな作り方ながら、りんごの種類、シナモンなどのスパイスを入れるかどうか？などでまた違った味わいになります。いろいろ試してみたのですが、りんごのギュッとした酸味と美味しさを感じられることをイメージしながら、スパイスのシナモンはお好みでとさせていただきました。（入れても入れなくてもどちらも美味しいのでその時の気分で！）ワッフルベーカーで両面を高温で焼き上げるため、出来たてはサックサクですよ。火傷には注意してぜひお試しください！

アップルパイ

材料（2個分）

・冷凍パイシート…2枚
・りんご（あれば紅玉など酸味の強いもの）…1個（正味180gぐらい）
・砂糖…大さじ2
・レモン汁…小さじ1酸味の強いりんごの場合入れなくて良い）
・シナモンパウダー…お好みで

つくり方

1）冷凍パイシートは、袋に記載している通りに解凍する。
2）りんごは皮をむき、芯を取り除いて８等分し、いちょう切りにする。
3）小鍋にりんごと砂糖を入れ（レモン汁を入れる場合はここで入れる）、アルミホイルやクッキングシートなどで落し蓋をし、弱火で焦げ付かないよう、たまにかき混ぜながらしんなりするまで10〜15分加熱する。（シナモンを入れる場合は仕上げに入れて混ぜ合わせる）
4）ワッフルベーカーにスクエアホットサンドプレートをセットして予熱し、プレートの大きさに伸ばしたパイシートをのせ、その上に粗熱を取った煮りんごを2等分にしてのせ、もう一枚のパイシートをのせて蓋を閉める。
5）香ばしい焼き色がつくまで、10分程度焼く。