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2022/10/17

岡本雅恵のVitantonioレシピNo.090≪かぼちゃあんのハロウィンどら焼き≫

フードユニットTORiを経て、長野県御代田町の古民家「atelier Rom」を拠点に活躍されている料理家・岡本雅恵さんの連載レシピコラムをお届けします。

岡本雅恵　料理家／atelier Rom主宰

フードユニットTORiを経て、 2020年に長野へ移住し、畑に隣接する古民家をアトリエとし、レシピ開発、テイクアウトやワークショップなど、食にまつわる活動をしている。できるだけ地元の生産者さんの食材や、季節の恵みを大切に、自身でも無農薬の野菜作りにチャレンジするなど、改めて食材に向き合い勉強する日々を送っている。 https://rommasaeokamoto.stores.jp//

みなさんこんにちは！岡本です。

実は1ヶ月前に、家族でデンマークへ行ってきました。実に、４年ぶりの海外渡航であり、初めての北欧、とにかく学び多い素晴らしい旅となりました。夫の仕事でついていったので、仕事をしている日中はほぼ母子で行動することとなり、行く前は公園でのんびり過ごせれば十分だ〜と思っていたのですが、調べれば調べるほど、詳しい友人知人に聞けば聞くほど、行きたいところだらけに！とはいえ、無理のないように、私も子供も良いバランスで過ごせたんじゃないかな〜とまだ余韻に浸っています。

簡潔に言うと。私はデンマークにすっかり魅了されてしまいました。10日ほどの滞在だったので、良い部分しか見えていないとは思いますが、暮らしてみたいな〜と思うほど。

実際、ホテルでの滞在ではなく、郊外にあるエアビーのお家の2階に泊まらせてもらったことで、リアルな暮らしぶりを見ることができ、その場所での居心地の良さが、この旅の全てを物語っているような気がしています。

築100年を越える古い建物ですが、大切に修繕しながら使っており、広いお庭にはりんごの木がたわわに実り、大きなトランポリンが設置され、子供達に聞いても、このお家で過ごしたことが一番楽しかった！と口を揃えて言うほどです。暮らすように旅できたことは何よりもありがたく、そこから色々と見えてくることも多々ありました。

もちろん、いわゆる観光地と呼ばれるような場所も行きましたが、そういった場所も、その地に暮らす人たちの憩いの場所であるということ、どこまでいっても、そこにお邪魔させてもらっているような、温かい雰囲気と居心地の良さがあり、アットホームながら圧倒的な建築物の美しさやシンプルなデザインも秀逸でした。

そんな風にしてこの旅を通して、デンマークについて知っていくと、環境問題、教育、福祉、政治、、私たちが今課題としていることについて、様々な分野で先進国であり、学ぶべきことばかりで、目が覚めるような気分でした。

子供が少し大きくなってきたからというのもありますが、普段とは違う旅の形に明らかに刺激を受け、まだまだ知りたいことや学びたいことにあふれていて、自分の未来へのモチベーションが高まって、そんなのもとてもワクワクするし、本当に良い機会だったな〜と思います。少しずつ、そんな旅の刺激を、自分たちの暮らしに反映していきたいなと思っています。

さて、今回ご紹介するのは、ワッフルベーカーのパンケーキプレートで作った、かぼちゃあんのハロウィンどら焼きのレシピになります。黒い生地は竹墨パウダーを入れて作ってあり、なめらかなシナモン香るかぼちゃあんを挟みました。目玉を書いたら、かわいいおばけに！ハロウィンのスイーツとして、ぜひ作ってみてくださいね！